PECL に登録されているモジュールの統計情報について、PHP BLT #3 で発表しました。発表資料を公開します。
PECL を数えてみた from y-uti
www.slideshare.netPECL のウェブサイトから情報を収集して、登録モジュール数の推移*1や、ソースコードの行数とテストコードの行数の関係など、いくつかグラフを描いてみたという内容です。
最近、pecl-math-stats という統計関数モジュールのバグを修正したりテストコードを追加したりする機会があったのですが、他の拡張モジュールはどういう様子なのだろう、という興味から調べてみたものです。テストの書かれていないモジュール、あまり積極的にメンテナンスされていないモジュールも多そうです。その一方で、最近でも新しい拡張モジュールが登録され続けているというのは、私にとっては意外な結果でした。
テストコードについては、発表では「全然書かれていない」というイメージを誇張気味に伝えてしまったかもしれません。PHP の拡張モジュールという性格上、C の実装を呼び出す wrapper になっているものも多いのだろうと思います*2。したがって、実装の規模とテストコードの規模の比率については、通常のプログラムとは少し違った見方が必要そうです。